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2007年11月28日

生物の分子機械

弊社は、彫刻を主な仕事としています。工作機械はもちろん、鏨(タガネ)も使います。
あったらいいなと思う機械もありますが、値段が高かったり、機能が弱かったり、想像の世界の機械であったり、コンピュータのソフトウエアもその一つです。
先日、「生物の分子機械」の講演会へ行ってきました。
講演された先生のお話を聞き、生物の巧妙さに驚かされました。
我々が動かしている機械は、ミクロン単位で作動すればOKですが、温度管理やほこりを防いだり最適な環境でしか正確な動作は期待できません。
ましてや、手作業ではそこまでも期待できません。ミクロの世界では環境が一定と言う訳には行きません。なぜなら、ノイズの影響から逃げることが出来ないからです。しかし、我々の体内では、心臓を動かしたり、病原菌と戦ったり、情報を伝達したりしているにもかかわらず、正常に作動しています。この動作の源は分子機械とよばれています(私には良く分かりませんが)。光に反応するセンサーやイオンポンプやイオンモーターは生物の活動を動かしているのかもしれません。今マイクロマシンをより小さくすることが行われています(大ロボット博にも展示されていました)。これからは、分子機械を応用したロボット(擬似生物かもしれませんが)が開発されることは間違いないような気がしました。
 正確な機械はデジタルで動かしていますが、生物の持つアナログ的な動作は、正確な分子機械に拠るところが大きいのではないかと思います。今のデジタル技術ではアナログを越えることが出来ないのではないかと思いますが「ナノデジタル」だと可能なのかもしれません。